裏側を知って楽しむ！水族館が舞台のマンガ10作品+α -金曜日のおすすめ-
《ピックアップ作品 ※選択で各作品へ》
●『マグメル深海水族館』椙下聖海
●『あくあわーく』大塚志郎
●『みずいろミュージアム』あさみゆとり
●『水族館ガール』天樹あおい/木宮条太郎
●『人魚姫の水族館』伊藤正臣
●『水族カンパニー！』イシイ渡
●『恋する水族マン』我孫子祐
●『水族館で働くことになりました』日高トモキチ
●『下町ペンギン物語』まつおるか
●『水族館が好きすぎて！』まつおるか
◆実際に行きたくなったらコレ
●『るるぶにっぽんの水族館（2020年版）』JTBパブリッシング
●『全国クセすご水族館図鑑』さかなのおにいさんかわちゃん
今回は、水族館が舞台の作品をピックアップしました。スタッフだけが知る舞台裏から生き物のあれこれなど、いろんな視点で楽しめます。
マンガを読んで興味がわいたら、水族館出かけるのもいいですね。ガイド本も掲載したので、どの水族館に行くか探すのも楽しそう。春休みのお出かけ先にもおすすめです。
今年は花粉の飛散量が多く、花粉症の症状に悩まされている人も多いはず。そんな人も、水族館なら屋内だし、美術館ほど静かではないので多少のくしゃみもきっと大丈夫ですよ。
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【マグメル深海水族館】椙下聖海 連載中
◆あらすじ（Renta!より）
マグメル深海水族館は、東京湾の水深200メートルにある世界唯一の水族館。ここでは、深海に潜む生き物たちを身近に観察することができる。清掃員のアルバイトとして働くことになった天城航太郎は、深海生物が大好きで、少し引っ込み思案な青年。ある日、館長の大瀬崎湊人に出会ったことで、彼の人生に変化が訪れる――。深い海の底で生きる深海生物たちの魅力とひとりの青年の成長を描く、心あたたまる物語が始まる。
《ひとこと》
なぜか女性主人公が多い水族館漫画では少数派の青年主人公のヒューマンストーリーで、数話で一つのエピソードが完結する。登場人物の過去にほんのりミステリー要素もあり、大人向け作品といえる。各話の後のおまけコラム「深海大図鑑」も楽しい。実写は難しいが、アニメ化ならアリかも？
【あくあわーく】大塚志郎 全2巻
◆あらすじ（Renta!より）
夢海水族館の新米飼育員・小坂ナナはなんとカナヅチ！ だけど魚を引き寄せてしまう「魚運」の持ち主なのです。館内一の大水槽！！ ダイバーの水中パフォーマンス！！ 魚が逃げる！集まる！ 個性豊かな同僚と、魚類・海獣達とのにぎやかな水族館ライフをどうぞ！
《ひとこと》
テンポよくコミカルに進み、読みやすい。リアルな裏方というよりは、「楽しい水族館の仕事初級編」といった感じか。泳げなくてもダイビングはできるというのは、呼吸や浮き沈みは装備でできるため本当らしい。
【みずいろミュージアム】あさみゆとり 全2巻
◆あらすじ（Renta!より）
水槽の外にも『サカナ』がいます！？ 魚もスタッフもキュートな水族館！ 岩井沙夏奈はあこがれの水族館に就職！ 先輩スタッフや生き物たちの輪の中で、大変だけど充実した毎日をすごしています。水族館のお仕事を楽しく温かく読めるいやしに満ちた4コマ♪
《ひとこと》
前述の『あくあわーく』の水族館の仕事を、もう少し掘り下げた感じ。4コマ形式でほんわかした絵と内容が合っている。新人が仕事を通じて成長していく過程も、いいアクセントになっている。
【水族館ガール】天樹あおい/木宮条太郎 全1巻
◆あらすじ（Renta!より）
大ヒット小説『水族館ガール』がコミックに！！ 笑いと涙、そして恋。いろんな感動がギッシリつまったお仕事青春ストーリー！ 市役所に勤務していた嶋由香は、とつぜん市が運営する水族館「アクアパーク」への出向を命じられる。そこは、市役所とはまったく違った世界。無愛想な先輩・梶良平やイタズラ好きのイルカがいるハードな職場だったー。慣れない職場ながら持ち前の元気で頑張る由香は、様々な経験をつみながら、少しずつ一人前の飼育員として成長していく。由香と梶の恋の行方。ふたりが生み出そうとする新たなイルカライブ。その他、水族館の裏側や様々な海の生き物たちが登場する、見どころいっぱいで、楽しく、ちょっぴり勉強にもなるお仕事系コミック。
《ひとこと》
原作小説は全9巻の人気作で、2016年6月には松岡茉優・桐谷健太ダブル主演でTVドラマ化もされた。仕事だけでなく恋愛パートもある。マンガは原作小説1巻分で、絵で生き物を表現できる半面、省略された内容も多くなってしまう。どちらが読みやすいかは、好み次第だろう。
【人魚姫の水族館】伊藤正臣 全2巻
◆あらすじ（Renta!より）
貧乏水族館を、新米トレーナーがイルカショーで立て直す！？ ドラマ「水族館ガール」の監修・中村元さん（水族館プロデューサー）や、テレビや雑誌で有名な竹島水族館が全面協力！ 水族館が舞台の、新感覚お仕事漫画！
《ひとこと》
イルカトレーナー志望の主人公のお仕事マンガというだけでなく、他の作品と比べてファンタジー要素も強い。公営施設であることも多い水族館が舞台なので、存続危機とイルカショーは定番ネタなのかもしれない。
【水族カンパニー！】イシイ渡 全14巻完結
◆あらすじ（Renta!より）
海の島水族館の新米トレーナー・七瀬真知子（ななせまちこ）がイルカの採尿をやっていると、「ハアッハアッ」と危ない息づかいの男が現れ「おデコ…舐めてもいいですか？」とイルカに急接近！たんなるヘンタイかと思いきや、実は新任の獣医というではないか……名は、海崎 直（かいざきただし）。グッサグサの毒舌にタジタジの七瀬…最強の凸凹コンビの結成！？“うみのけもの”達の色んなトラブルを解決します！イルカ偏愛獣医×ドジッ子トレーナー！ワチャワチャ水族館コメディー！
《ひとこと》
どちらも新人のトレーナーと獣医が繰り広げるコメディ。イルカやオットセイといった海獣がメインで、描写は程よくリアルで可愛さがある。獣医キャラクターのオタク色が濃く、作品の評価が分かれているようだ。
【恋する水族マン】我孫子祐 全1巻
◆あらすじ（Renta!より）
千代森碧は、水族館で働く新人飼育員。心をこめてお世話しているというのに、アザラシたちは一向になついてくれない。生意気な海獣たちに怒りつつも、そのかわいらしさについ許してしまう毎日。碧の片思いの相手、教育係の源太先輩はアザラシバカで、あろうことかイルカ班の美人・千鳥さんに夢中…！？ 恋も仕事も一生懸命！ 癒しの水族館ラブコメ！
《ひとこと》
アザラシの飼育員を主人公にした作品で、水族館の仕事そのものより恋愛要素が多い。とはいえコメディなので、気軽に笑ってサクッと読める。
【水族館で働くことになりました】日高トモキチ 全1巻
◆あらすじ（Renta!より）
水族館飼育員のお仕事は毎日がジェットコースター。分刻みのスケジュールで駆け回り、ままならない生きもの相手に右往左往。だけど愛しくてしょうがない！ 水族館が何倍も楽しくなる飼育員奮闘お仕事コミックエッセイ
《ひとこと》
すみだ水族館で働く飼育員を主人公にしたコミックエッセイ。今回取り上げた作品の中では、楽しいことも辛いことも一番リアリティがある。水族館で働くことを本気で目指すなら、読んで損はない。
【下町ペンギン物語】まつおるか 全1巻
◆あらすじ（Renta!より）
2022年5月、開業10周年を迎えた東京スカイツリー。そのおひざ元、下町に位置する「すみだ水族館」にはたくさんのペンギンが暮らしている。ペンギンたちが暮らすペンギン社会では、人間よりも複雑なペンギン関係を繰り広げられていた。初心な恋や、夫婦間のトラブル、ただならぬ男女関係、新しい命の誕生など、愛ゆえに水族館で巻き起こる激しく複雑な毎日を、海の生き物をこよなく愛する漫画家・まつおるかが描く。飼育スタッフのカメラが捉えた超貴重写真も掲載！
《ひとこと》
前述の『水族館で働くことになりました』と同じ舞台である「すみだ水族館」の、ペンギンにスポットを当てた作品。ペンギンの飼育員ではなく、あくまでペンギンがメイン。2022年発行と最近なので、水族館に行く前に読んでおくとペンギンウォッチングがより一層楽しめそう。
【水族館が好きすぎて！】まつおるか 全1巻
◆あらすじ（Renta!より）
何気に素通りしていませんか？水族館がもっと面白くなる生きもののふしぎな生態！シャチ、イルカ、ペンギンに加え、サメ、クマノミ、クラゲ、チンアナゴ…水族館で観ることができる生きものの意外な生態をマンガで紹介！まつおるかの「海のどうぶつ」コミックシリーズ第2弾
《ひとこと》
前述の『下町ペンギン物語』の作者が、海獣だけでなくクマノミやクラゲなど水族館で見られる生き物の生態を紹介した作品。楽しみながら学習もできて、子供と一緒に読んでも楽しめそう。
【るるぶにっぽんの水族館（2020年版）】JTBパブリッシング 全1巻
◆あらすじ（BookLive!より抜粋）
＜読んで楽しい巻頭特集＞ニューオープンやリニュアル情報など最新情報水族館ニュース！
日本全国の水族館を50音順に並べたスーパーインデックス エリアで探そう！ 全国水族館ＭＡＰ ワクワク感動体験！ イルカとなかよく、いっしょに泳ごう 「カテゴリー別大図鑑」 コラム エリア別カタログで全国の水族館を網羅しています
《ひとこと》
旅行やお出かけのガイドブックといえば、やっぱり「るるぶ」。電子書籍だと持ち歩いても邪魔にならない。気になるページはしおりをつけておける。
【全国クセすご水族館図鑑】さかなのおにいさんかわちゃん 全1巻
◆あらすじ（BookLive!より）
“さかなのおにいさん”として全国各地で活躍する著者が、かわいいイラストとツッコミ満載の４コマまんがで、水族館の愛すべき魅力を伝えるイラストエッセイ。
《ひとこと》
水族館は魚がいるだけで基本は同じ……と思っていたら、それそれ工夫をして進化していた。可愛いイラストと4コマに解説で、読みやすい。ルビがふられているので、ひらがなが読めれば誰でも楽しめる。
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