知って美味しくいただく農業エッセイマンガ10作品 -金曜日のおすすめ-
《ピックアップ作品 ※選択で各作品へ》
◆リアル農家の悲喜こもごも体験談
●『百姓貴族』百姓貴族
●『十勝ひとりぼっち農園』横山裕二 →3巻無料！
●『ぼっち村』市橋俊介
●『一町八反日記』明智抄
●『毎日、牛まみれ』牛川いぬお
●『奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』藤川努/石川拓治
●『農家メシ！』パウロタスク
●『うちのダンナは野菜バカ。』仔鹿リナ
◆花も野菜もマンションで！ベランダガーデニング
●『ベランダ絵日記帖』六本木綾
●『三畳ガーデニング ～こんなわたしのベランダー日誌～』かたぎりもとこ
農業人口が減少し続ける日本では、2021年の食料自給率は、カロリーベースで38％、生産額ベースで66％で、諸外国と比べて低い水準です。(※1)
それなのに食品ロスは世界の食料支援量の約1.2倍もあり(※2)、まさにもったいないオバケの親玉です。ロスを減らすためにできること、それは……食べ物を美味しく最後まで食べきることです。
そのために、まずは農作物を作る農家さんの喜怒哀楽な日々を知ってみませんか。文章は苦手な人でも、農業経験者のエッセイマンガなら楽しく最後まで読めるはず。読んで自分でも作ってみたいと思った人には、身近で始めやすいガーデニングも2作取り上げています。
※1 農林水産省公式サイト内「世界の食料自給率」より
※2 消費者庁公式サイト内「食品ロスについて知る・学ぶ」より
※選択すると「各電子書籍サイト詳細ページ」へ
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→無料電子書籍を読む方法
【百姓貴族】荒川弘 連載中
◆あらすじ（Renta!より）
「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。マンガ家になる前は、北海道で七年間農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマにおびえ、エゾシマリスに翻弄される――。朝から晩まで年中無休で働く、タフでハードな仕事。でも読めばわかります。お百姓さんは、かっこいいのです！！ あの『鋼の錬金術師』の作者がおくる、血と汗と笑いの知られざる農家エッセイ・コミック！！
《ひとこと》
大人気漫画家が、実家の酪農業やさまざまな体験を描いたコミックエッセイ。メリハリがあり、笑えるエピソードからちょっと真面目な話まで一気に読める。2022年10月にアニメ化が発表された。ネット配信じゃなくTVでやってほしい。
【十勝ひとりぼっち農園】横山裕二 連載中
無料巻 ：1巻～3巻 ※Renta!は対象外
無料期間：～2023.02.23まで
◆あらすじ（Renta!より）
東京在住の漫画家、北海道で農業始めます！少年サンデーにて大人気連載中！ど素人が開墾から始める・・・どたばた野菜作りエッセイ！！編集長の指令を受け、十勝へ（ガチで）引っ越した横山先生・・・はじめての農業はハプニング満載。美味しい野菜、そして日本一のカレーは作れるの！？おまけも盛りだくさんで、読むと十勝へ引っ越したくなること間違いなし！
《ひとこと》
少年マンガ誌の企画でスタートし、2023.02現在で12巻連載が続く人気作。コミカルかつテンポよく進むので読みやすい。相方のような編集が登場するので、ぼっち感はやや薄め。
【ぼっち村】市橋俊介 全3巻完結 ※続編あり
◆あらすじ（BookLive!より）
廃業の危機に瀕した漫画家が最後の悪あがきに選んだのは「田舎暮らし」。富士山周辺へのドライブが好きなだけの農業未経験軟弱アラフォー男は、たった一人で奇跡を起こせるのか？
《ひとこと》
前述の『十勝ひとりぼっち農園』と比べてボッチ感とリアリティがあり、文字多めでぎっしり詰まった印象。地縁や農業関係の経験もないまま、たった一人で田舎暮らしに突入する度胸はすごい。続編『ぼっちぼち村』がある。
【一町八反日記】明智抄 全1巻完結
◆あらすじ（Renta!より）
少女ホラー漫画界に、田植えをし、稲を刈る作家がいた！ 天候・機械、ひとすじ縄ではいかない田んぼ仕事。ひとすじ縄ではいかないからこそ、水と大地への感謝を忘れず、誇らしく従事し、実りに悦ぶ。実家の農業を継いだ半農漫画家明智抄がつれづれなるままに描く、稲作日記！ お米を食す、すべてのひとに読んでほしいコミックエッセイです。
《ひとこと》
タイトルの一町八反＝17,851.248㎡＝公式試合サッカーコート2.5面ぶんぐらい。多めに試し読むなら、分冊版がおすすめ。4話分が無料で読める。初期の代表作『始末人』シリーズは好きな漫画で、創作活動はどうされてるのかと思い検索したら、2020年に急逝されていた……ご冥福をお祈りします。
【毎日、牛まみれ】牛川いぬお 全1巻完結
◆あらすじ（Renta!より）
たくましい体に、円らな瞳… 牛に一目ぼれして酪農業に転職。ハードな時もあるけれど、やっぱり牛はかわいい！ 現役酪農従業員が描くリアルな牛の姿や牧場での働きぶりに、ツイッターで7万「いいね」などバズること多数（2019年6月現在）。
牛と暮らす幸せがにじみ出ています。命の尊さや「食」について考えさせられるエピソードも満載。90ページ以上の描き下ろしを加え、SNS発酪農コミックエッセイを書籍化！
《ひとこと》
とにかく牛LOVEな作者の想いが詰まった作品。牛漫画やイラストなどリアルな酪農あるあるネタが、作者Twitterで今も絶賛発信されている。
【奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録】藤川努/石川拓治 全1巻完結
◆あらすじ（Renta!より）
「絶対不可能」と言われた無農薬栽培リンゴを作りだした男・木村秋則。リンゴ農家の次男として生まれ、リンゴ農家の婿となった木村はごく普通の農家だった。だが妻が農薬アレルギーで辛い思いをしているのを見た木村は、無農薬栽培のリンゴを作ろうと決心する。しかし、狂気にも似た無農薬への研究もむなしく、リンゴの木は年々弱り、実をつけず収入のない日が続き……！？ 全てを懸けて挑んだ男と家族の軌跡。
《ひとこと》
無農薬林檎に生命と家族をかけて挑んだ主人公の実話を元にした作品。「奇跡の林檎」というキャッチフレーズでメディアに多数取り上げられ、2013年には主演・阿部サダヲ＆菅野美穂で映画作品も上映されている。
【農家メシ！】パウロタスク 全1巻完結
◆あらすじ（BookLive!より）
新米の卵かけご飯、原木しいたけと鶏肉の煮物、井戸で冷やしたスイカ、自家製鏡もち、天然ふきのとうの天ぷら……農家ならではのごちそうを味わいつくす!東京のTV制作会社員が岩手の田舎へムコ入り!初めての農家暮らしは、目からウロコの連続。東京から、岩手県で農家を営む妻の実家に引っ越した、パウロタスクさん。これまで食に興味がなかったものの、野菜もお米も、採れたての新鮮な食材を使って作られる農家の食事は格別!おいしくて楽しい農家のごはんと農家の生活をご紹介。
《ひとこと》
採れたては特別な事をしなくてもおいしい。今は亡き祖母が「スイカなんてゴロゴロあるから、切った三角の先だけ食べろ」と言って作った野菜を持たせてくれた頃は、そのありがたみが解らなかったなぁ……。
【うちのダンナは野菜バカ。】仔鹿リナ 全1巻完結
◆あらすじ（Renta!より）
「あなた、野菜と私、どっちが大事なのよ！？」 「それは……果物も含むのか？ 国産か？ 輸入モノか？」 青果を愛しすぎるがゆえ、言葉も行動もなんだかおかしなことに！？ そんな青果市場で働くダンナとの日常を描いた、爆笑コミックエッセイ！ 普段知ることのできない青果市場の仕事内容のほか、野菜や果物の豆知識など、お役立ち情報も満載です！
《ひとこと》
青果の仲卸業者を主人公にした漫画『八百森のエリー』の作者によるエッセイ作品。青果市場でリアルに働く夫のあれこれを、コミカルに4コマ漫画で描いている。
【ベランダ絵日記帖】六本木綾 連載中
◆あらすじ（Renta!より）
広大で日当たり良好なベランダを手に入れた著者が、失敗を繰り返しながらガーデニングに邁進するエッセイコミック。イチゴやトマトを収穫してにんまりしたり、ベランダに訪れるスズメやカマキリと戯れたり、珍種のバラにミーハーに手を出してみたり……。広いベランダはカオスだけどいつも彩りでいっぱい。読めば植物を育てたくなること、間違いなし！
《ひとこと》
主に白泉社で活躍する人気漫画家のエッセイ。やはりプロ漫画家の作品は絵が整って読みやすく、オチもあって面白い。たまに試し読み増量になる。
【三畳ガーデニング ～こんなわたしのベランダー日誌～】かたぎりもとこ 全1巻完結
◆あらすじ（Renta!より）
マンションやアパートの狭いベランダでも、嘆かずあきらめず、せっせと植物を育てるひとのこと=（イコール）ベランダー！ベランダ菜園での格闘ぶり、100円ショップグッズでの手作りぶり、虫や鳥との戦いぶり、そして植物への愛がたっぷりつまったコミックエッセイです！
《ひとこと》
可愛らしいシンプルな絵で読みやすい。食べられる野菜や果物が1章にまとめられていて、手軽に始めるのにちょうどいい。
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