無料電子書籍で読む！【ニュクスの角灯 1巻】高浜寛

【ニュクスの角灯】高浜寛

ジャンル：青年マンガ
テーマ　：ヒューマンストーリー 時代
巻数　　：全6巻完結
無料巻　：1巻
無料期間：～2022.01.09まで

◆あらすじ（ebookjapanより）
1878年（明治11年）、動乱の幕末は遠ざかり、長崎では海外貿易で莫大な利益を得る商人が多く現れはじめていた。西南戦争で親を亡くした少女・美世（みよ）は奉公先を求めて鍛冶屋町の道具屋「蛮」（ばん）の扉を叩くが、そこで彼女を待っていたのは、店主・小浦百年（こうら・ももとし）がパリ万博で仕入れてきた最先端の品々と、それらに宿るベルエポックの興奮と喧騒だった……ジャック・ドゥーセのドレス、ダニエル・ペーターのミルクチョコレート、シンガー社のミシン、セーラー服、エジソンの蓄音機、革ブーツ、眼鏡、幻灯機（マジック・ランタン）……先進と享楽の都・パリ渡来からやってきた“夢の品々”に導かれ、少女はまだ見ぬ世界へ歩み出す……

★一言感想★
第24回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞作ということで、読んでみた。初挑戦の作者さんで予備知識はゼロだったが、すんなり物語に入り込むことができた。

冒頭、大平洋戦争真っ只中の1944年・熊本の防空壕から始まる。小さな少女が主人公かと思ったら、おびえる彼女をかばう老女の少女時代・1878年の長崎へと時代が移っていく。

主人公には不思議な能力があり、職が続かない。やっとたどり着いたのが、道具屋「蛮」だった。この不思議能力を生かして持ち込まれる舶来品由来のあれこれを解決する……のが今までの定番だろう。だが本作はそうではなかった。

能力はおまけ程度。悩み迷い不安になりながらも、人と出会って世界を広げ前へと進んでいく主人公の成長がメインになっている。女性が自立し始めた時代でもあり、登場する女性たちは立場の違いはあれどもたくましい。

「pixivコミック」では、2巻後半から3巻冒頭にかけての13話～16話が公開中。会員登録不要なので、ネタバレOKな人はどうぞ。
　●pixivコミック『ニュクスの角灯』高浜寛

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