無料電子書籍で読む！【花井沢町公民館便り 1巻】ヤマシタトモコ

【花井沢町公民館便り】ヤマシタトモコ
ジャンル：女性マンガ　青年マンガ
テーマ　：ヒューマンドラマ
巻数　　：全3巻完結
無料巻　：1巻
無料期間：～2019.09.05まで

◆あらすじ（Renta!より）
2055年。わたしたちの町・花井沢町は、あるシェルター技術の開発事故に巻き込まれ、外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。遠くない未来、いずれ滅びることが約束された町で、わたしたちは今日も普通に生きています。

★一言感想★
ほのぼのとしたタイトルに、極限の中でも逞しく日々を過ごす話を予想した。そんな軽い予想はあっさり蹴り飛ばされる、人間の強さ弱さが凝縮された「ヒューマンドラマ」だった。さすがヤマシタトモコ作品。

生命反応のある有機体を通さない、見えない「壁」で遮断された町が舞台。住民が外に出られるのは死んだ時で、外部からも入れないのでいずれ住民がいなくなることが確定している。

そんな町で暮らす人々を、オムニバス形式で取り上げている。時系列はバラバラで、各話の表紙に描かれた公民館の傷み具合で、経年変化がわかる。同じ人物が成長して登場し、世代を超えていく。

町に住む人々が変化していく様子が、下手なホラーより怖かった。急に豹変するのではなく、じわじわっと道から外れていく感じ。それでもたくましく日常を生きる強い面もある。中と外の温度差が、時間とともに広がっていくのもリアリティがある。

最後の一人になった女性がどうなるのか。3巻で完結だから、一気読みもしやすい。壁が消えてハッピーエンドはありえないだろうから、精神面が安定してるときに挑戦しようかなぁ。

講談社のコミックポータルサイト「講談社コミックプラス」は、他の電子書籍サイトより試し読みできる量が多いので、2巻以降を試し読むなら絶対おススメ。
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花井沢町公民館便り　1巻

[著]ヤマシタトモコ

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タグ：女性マンガ 青年マンガ